院長からのご挨拶
当院は平成25年4月1日に独立行政法人 国立印刷局東京病院から事業継承し社会医療法人社団 正志会 花と森の東京病院として新たなスタートをきり11年以上が立ちました。この間、一般外来、2次救急、急性期一般病棟をはじめとした一般急性期医療を主体とし、コロナ禍にも積極的に感染者の受け入れを行い地域医療に貢献してまいりました。このたび開設当初から当院を牽引されてきた小平 祐造院長が退任され、令和6年8月から病院長として後を託されました。
当院では従来から以下の役割を考えています。
- 院長 岡崎 恭次
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- 1.病気やその予防のために医療への搭乗口を用意すること
- 一般外来のみならず救急医療・健診部門が搭乗口となります。
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- 2.様々な病気の方を広く受け入れること
- 総合的な診療科と多様な病床機能で様々な病状や病期に対応することができるようになりました。
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- 3.大学病院など高度急性期での治療から自宅へ戻るまでの医療の乗り換えをスムーズに行うこと
- 高度急性期や先進医療を担う大学病院とは密に連携をとります。特に日本医科大学付属病院とは高度な連携を実施しています。
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- 4.逆に在宅療養から急性期医療が必要な方を受け入れること
- 訪問看護・訪問診療を導入して連携を深め、さらに病院救急車を利用した在宅患者サポート搬送に着手し、在宅医療・介護を支援します。
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- 5.緊急避難が必要な災害などに備えること
- 東京都災害拠点連携病院、北区緊急救護所設置地点として首都直下型地震に備えます。
当院は様々な疾患の窓口となり、各種疾患の治療を実施、必要時は日本医科大学付属病院を始めとした高度急性期医療機関への連携を行っております。さらに昨今の高齢化社会に対応すべくコロナ流行時に閉鎖していた回復期リハビリ病棟、さらに地域包括ケア病棟も再開し力を入れております。在宅復帰後の管理として訪問診療、並びに訪問看護も実施しています。北区の高齢者人口は増加しており、救急搬送患者に占める高齢者の比率も増加しています。こういった状況に対応するため、急性期から回復期、在宅復帰後のケアまでの一連の医療を途切れなく提供できるようにし、地域の皆様に安心して受診していただけるような体制を準備しました。
病院名の花と森につけた心が華やぐ花と心を癒す森のような医療を提供したいという志を受け継ぎ、地域の皆様に寄り添い安心していただける病院として今後も歩んでいきたいと思っています。
院長 岡崎 恭次