リハビリテーション科
当院のリハビリテーションについて
リハビリテーション科内に病期別の区分けはなく、入院はICU~急性期~回復期、外来リハビリも含め、全ての病期の症例を満遍なく担当します。
対応する患者さんの数は、
一般病棟・地域包括ケア病棟では
①内科・外科疾患による廃用症候群 ②大腿骨近位部骨折・圧迫骨折等の運動器疾患 ③脳血管疾患 の順に、
回復期リハビリテーション病棟では
①運動器疾患 ②脳血管疾患 ③廃用症候群 の順となっています。

リハビリテーション科内機器について
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イトーPostim
(伊藤超短波株式会社)摂食嚥下機能訓練で、電気刺激により筋収縮運動を促通させる低周波治療機器です。従来運動療法に加えて、低周波治療機器を用いることで摂食嚥下機能訓練の効果を促進させます。脳血管疾患、誤嚥性肺炎、廃用症候群、整形疾患など摂食嚥下障害の方に効果的であり、当院では言語聴覚士の訓練でも活用しています。言語聴覚士にとっては、特殊な機器ではありますが、理学療法士と共に機器の使用に必要な知識や技術を学び、提供し、得られた効果の結果をまとめて、学術報告も行っています。 -
インテレクトRPWモバイル
(インターリハ株式会社)筋骨格系疾患(筋の炎症、疼痛、など)に活用される衝撃波治療器(拡散型)であり、運動麻痺にも活用されています。当院では、骨折術後のリハビリテーションや脳卒中後の運動麻痺に運動療法と並行して衝撃波治療機器を用いています。効果的な機能訓練を提供し、学術的な根拠に基づいたガイドラインを学び、臨床で活用しています。
教育・人材育成
入職当初はアドバイザーとなる先輩とともにオリエンテーションや見学から始めます。患者さん1〜2人を担当して臨床業務に慣れながら、書類作成等の基礎的な業務も行います。病期の区分けはありませんが、科内はチーム制となっているため、所属したチーム内で他職種との関わりや退院支援について学んでいきます。
教育担当責任者が年間教育計画を作成して、必要な研修を実施しています。またリハビリテーション機器(体組成計、電気刺激療法、超音波エコー、体外衝撃波治療器など)を導入しており、その基礎知識や実践への応用まで含めて学べます。
理学療法士養成校の教員が勤務しており、職員と一緒に同時に患者介入するので手取り足取り臨床指導を受けることができます。3年かけてセラピストの基礎力を育成し、各部門を経験します。
先輩メッセージ
当院の魅力
- 各療法士の認定資格(理学療法部門では、管理・運営、地域、運動器、脳卒中)や様々な資格(3学会呼吸療法認定士、急性期ケア、心不全療法士、ケアマネージャーなど)も持った、中途スタッフも多く、知識を吸収できる機会や自分のペースで自己研鑽をできるところ、院内勉強会等学べる機会が多々あります。
- 急性期病棟、地域包括ケア病棟、回復期病棟、外来があり様々な疾患に関わることで多くの経験ができます。また、当院では嚥下内視鏡検査を行っており、嚥下障害についてより詳しく評価できます。

職場の雰囲気
- 新卒・中途スタッフ含め、人数が多いですが、コミュニケーションがとりやすい環境です。また、オンオフの切り替えがしっかりしています。
- 難しい症例に対しても周囲のスタッフに相談しやすい環境です。
- 多くの先輩と相談しながら、安心して学んだことを活かしていけるので、働きやすいです。

仕事のやりがい
- 患者さんから感謝されること、喜んでいる姿を見るとやっていてよかったなと感じます。
- 「ことば」を通して様々な患者さんと関わり、感謝の言葉をいただくことにやりがいを感じています。
- それぞれの患者さんに合わせたリハビリを計画し、創意工夫して様々なアプローチを行うこと、笑顔で退院される患者さんを見送ることにやりがいを感じています。
